こんにちは、横けんです。
この記事は、私が毎レースつけている「自信度」の中身を書いたものです。何を見て決めているのか、なぜその決め方にしたのかを、実際の数字つきで説明します。
予想を出している人なら、多かれ少なかれ「今日はこのレースが勝負」という感覚を持っていると思います。私はそれを1から5の数字にして、賭ける金額を段階的に変えるのに使っています。毎週150万円を実際に張っているので、ここを間違えると生活に直結します。
そして、ここがいちばん大事なところなのですが、私の自信度は「当たりやすさ」の順番ではありません。「儲かりやすさ」の順番です。
この2つは、まったく別のものです。後半では、その違いがいちばん分かりやすく出る「1番人気の本命は勝負しない」という決まりについても書いています。
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この記事の要点(先に結論)
- 自信度は「当たりやすさ」ではなく「儲かりやすさ」で決めています。大きな金額を張るので、回収率が100%を切るものに最高ランクをつけたら、それは「確実に少しずつ損をする合図」になってしまいます
- いちばん重視しているのは「AIが出した勝つ確率 × 自前の人気指数から出したオッズ」=期待値が、そのレースで1位かどうかです
- 同じ1位でも、2位を引き離しているかどうかで別物でした。1.15倍以上離れていれば単勝回収率152.6%、僅差だと74.1%。ここを分けたのが大きかったです
- 自前の人気指数で1番人気になる馬が本命のときは、勝負しません。回収率が88〜90%しかないからです。当たりますが、儲かりません
- この決め方にしてから、最高ランク(自信度5)の単勝回収率は167.9%、複勝は138.1%になりました
※「回収率」=100円買って何円返ってきたかで、100%なら差し引きゼロです。100%を超えて初めて儲かります。
ふつうの「自信度」は、当たりやすさで決まっている
予想の自信度というと、たいていは「当たりそうな順」だと思います。堅そうなレースほど自信あり、荒れそうなレースほど自信なし。私も昔はそうしていました。
ところが実際に大きな金額を張るようになると、これが機能しません。
いちばん当たりやすいのは、1番人気の馬を本命にしたレースです。よく当たります。でもみんなが同じことを考えているので、配当が安い。当たっても手元にはあまり残りません。
つまり「よく当たるレース」に大金を張るのは、少しずつ確実に負ける買い方だということです。当たっているので気分は良いのですが、通帳は減っていきます。
だから私は、自信度を「どれだけ儲かるか」で並べ直しました。
いちばん重視しているのは「期待値」
自信度の材料でいちばん重いのが、期待値です。
計算は単純で、AIが出した「その馬が勝つ確率」に、その馬のオッズを掛けるだけです。勝つ確率が20%で10倍の馬なら、期待値は2.0。100円が平均200円になって返ってくる、という意味になります。
ここで1つ大事な決まりがあります。この計算に、当日のリアルタイムのオッズは使いません。前日の時点で自分で作っている「人気指数」から、各馬がだいたい何倍になりそうかを出して、そちらを使っています。
理由は2つあります。1つは、私が予想を出すのがレースの30分前なので、その後にオッズが動くと計算が合わなくなること。もう1つは、リアルタイムのオッズを使うと、締切間際に数字が変わって自信度が変わってしまうことです。それでは金額を決められません。
この期待値がそのレースの中で1位かどうかが、自信度のいちばん太い柱になっています。
同じ「1位」でも、独走か僅差かで別物だった
ここからが、私がいちばん驚いた話です。
「期待値1位の馬を本命にしたレース」とひとくくりにしていたのですが、あるとき「1位と2位に、はっきり差があるときはどうなんだろう」と気になって、分けて数えてみました。
結果がこれです。
- 1位が2位を1.15倍以上引き離している(=独走)… 単勝回収率152.6%(勝率31.5%)
- 1位と2位が僅差 … 単勝回収率74.1%
倍以上の差です。同じ「期待値1位」と呼んでいたものの中に、儲かるものと損するものが混ざっていたわけです。
言われてみれば当たり前で、僅差ということはAIから見ても「この2頭のどちらでもおかしくない」という状態です。それを1頭に決め打ちして大金を張れば、そうなります。
今は、この差を見て自信度を分けています。独走なら最高ランクの候補、僅差なら1つ落とす。これを入れただけで、最高ランクの中から弱いレースがきれいに抜けました。
1番人気の本命では勝負しない
もう1つ、はっきりした決まりがあります。
自前の人気指数で1番人気になる馬が、私の本命と同じとき。このレースは勝負しません。
数えると、単勝回収率は88〜90%です。よく当たります。でも100%に届かない。当たって嬉しいけれど、続けると必ず負ける水準です。
私の本命が1番人気と同じというのは、私が世間と同じことを言っているということです。それなら私の予想を見る意味がありません。予想家としての価値の話でもあります。
これは私が長年やってきて体で分かっていたことでしたが、数字にしてみると、はっきりそのとおりでした。
逆に「下げる」材料もあります
ここまでは点を足す話でしたが、点を引く材料もいくつか入れています。過去に痛い目を見たパターンです。
- 朝の段階で私が「消し」を付けた馬が本命になってしまったとき
- 前走で人気がなくて、そのとおり大敗した馬(人気を背負って負けたのなら下げません。ここは分けています)
- そのコースを走ったことがない馬(未勝利戦のみ。特に初めての芝は大きく下げます)
これらは「良さそうに見えるのに実際は走らない」パターンで、期待値だけ見ていると引っかかります。足す材料と引く材料の両方があって、はじめて自信度が信用できるものになりました。
結果はどうなったか
この決め方にしてから、最高ランクである自信度5の単勝回収率は167.9%、複勝回収率は138.1%になりました。
ここで正直に書いておくと、自信度5の勝率そのものは高くありません。穴寄りの構成になっているので、当たる回数だけ見ると自信度2や3のほうが多いくらいです。
それでいい、というのがこの設計です。当たる回数ではなく、返ってくる金額で並べているのですから。
実際、7月は4週すべてプラスで終わりました。

7月の複勝回収率は88% → 73% → 75% → 102% → 120%。自信度4と5だけが100%を超えています。ここに厚く張って、下の段は軽く流す。それが私の毎週のやり方です。
5段階を同じ枚数にしている理由
最後に細かい話を1つ。自信度1から5は、それぞれ同じくらいの枚数になるようにしています。
これをやらないと、材料を足すたびに全体が下にずれていきます。減点する材料を1つ足すと、自信度5が減って自信度3が増える。次の月にはまた減る。去年の自信度5と今年の自信度5が別物になってしまうんです。
そうなると、過去の成績と比べることができません。だから材料を足すたびに、枚数が揃うように区切り直しています。
まとめ
- 自信度は「当たりやすさ」ではなく「儲かりやすさ」で決める。大金を張るので、100%を切るものに最高ランクを付けてはいけない
- 柱は期待値(勝つ確率 × オッズ)がレース内で1位かどうか。当日のオッズは使わず、前日に固まる自前の人気指数で計算する
- 同じ1位でも、2位を1.15倍以上引き離しているかで別物。独走なら単勝152.6%、僅差なら74.1%
- 1番人気の本命では勝負しない。回収率88〜90%=当たるが儲からない
- この形にして、自信度5は単勝167.9%・複勝138.1%。7月は4週すべてプラス
当たる予想と、儲かる予想は違います。私が売っているのは後者です。
よくある質問
当たりやすさは、まったく見ないのですか?
見ています。ただし順番をつける材料としてではなく、下限として使っています。いくら回収率が高くても、当たらなすぎると馬券として続けられません。上の段の並べ方を決めるのは回収率、そこに「当たりにくすぎるものは外す」という条件を重ねている形です。
なぜ当日のオッズを使わないのですか?
予想を出すのがレースの30分前だからです。そのあともオッズは動くので、当日のオッズで計算すると出したあとに自信度が変わってしまいます。それでは賭ける金額を決められません。前日の時点で固まる自前の人気指数を使えば、この問題が起きません。
1番人気を本命にしてはいけないということですか?
いいえ、本命にすること自体は普通にあります。そのレースで大きく勝負しない、というだけです。予想としては出しますし、複勝で軽く持つこともあります。
自信度5のレースは1日に何レースありますか?
3場開催の日で、上位の勝負ゾーンが合計7〜9レースくらいです。全部で36レースある日の2割ほど、という感覚になります。
この内容を実際に使った週の実戦記録(買い目と収支つき)はこちらです。→ 競馬予想AIの回収率116%|7月を全週プラスにした自信度の作り方
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