今回は南関東競馬のトップジョッキーである笹川翼騎手について取り上げています。間違いなくトップジョッキーの1人であり、中央競馬のルメールと同じように、笹川騎手を攻略できれば、地方競馬でもより儲けられるのではないかという仮説のもと、どういうときに狙えて、どういう時には狙えないのか、ということを調べてみました。
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まとめ
先に結論です。前走で強い競馬をしている馬を買って、弱い競馬をしている馬は軽視する。これが笹川騎手の本質です。
- 前走1〜2着:単勝回収率87.2%(全馬73.2%)→ 買い/前走10着以下:単勝回収率51.6%(全馬62.2%)→ 軽視
- 戦績上位の馬(予想タイム指数1〜4位):単勝回収率90.0%(全馬76.5%)→ 買い/5位以下:単勝回収率47.3%(全馬62.6%)→ 軽視
- 6番人気以下:単勝回収率54.3%(全馬60.7%)→ 疑ってかかる
- 浦和:複勝回収率88.1%(全馬73.0%)→ 一段増し/南関東以外:単勝回収率38.0%(全馬67%)→ 狙えない
- 1200〜1400m:単勝回収率62.0%(全馬67.9%)→ やや苦手
※データは地方競馬の直近1年(2025年9月29日〜2026年9月28日)。騎手は年で傾向が変わるので最近の数字で見ています。回収率は100円ずつ買ったときの払戻の合計÷購入額、「全馬」は同じ条件の地方の全部の馬です。
全体と人気別
まず笹川騎手全体の回収率は、全レース全頭ベタ買いした時の回収率とそこまでは変わらないので、儲けるのはむずかしそうだなーというイメージをもちますね。人気別成績をみるとどの人気も結構狙いづらいですが2番人気までにいる馬の方がまだ買えるということですね。たまに穴も持ってくる時もありますが、基本は人気馬のみ積極的ではなく取捨選択をしつつ、人気にならなかった時は疑ってかかる感じと言えるかも。
全体は単勝回収率73.9%・複勝回収率77.8%(全馬68.0%・70.3%)。1〜2番人気は単勝回収率75.8%・複勝回収率85.7%で全馬とほぼ同じ、6番人気以下は単勝回収率54.3%(全馬60.7%)です。

競馬場は大井から浦和へ
以前は大井競馬場と違う競馬場では回収率が違い、大井が得意だったイメージですが、今はそういう感じじゃなくなっているようですね。そして、大井に変わってここ1年は浦和競馬場が良い回収率なので、浦和に出るときは一段増しで考えても良さそうです。南関東競馬場以外の競馬場はここ1年でははっきり言って終わっているというような回収率ではあります。
大井の複勝回収率は1〜3年前の80.4%(全馬69.8%)から、この1年は73.7%(全馬68.3%)に。浦和はこの1年、複勝回収率88.1%(全馬73.0%)です。南関東以外は単勝回収率38.0%(全馬67%)でした。

戦績で上位の馬に乗ったときは買える
予想タイム指数とは、馬王Zというソフトについている指数の順位です。スピード指数を進化させたようなもので、1位だと概ね一番能力があるとされる馬になります。ただ、この指数は誰もが見られるものではないので、あなたがこの指数を使って予想できるわけではありません。ここで見ているのは「これまでの戦績から見て能力が高いと評価できる馬が、買えるのか買えないのか」ということです。予想タイム指数の上位は「これまでの戦績で上位に評価できる馬」と読みかえてください。
馬王の予想タイム指数はかなりはっきりした傾向で4位までにいる馬は回収率が良く、5位以下はかなり回収率が悪いので、笹川騎手というのは強い馬はしっかり持ってくる、弱い馬を持ってくる能力はない、とはっきり断言しても良いような回収率と成績となっています。
戦績上位の馬(予想タイム指数1〜4位)は単勝回収率90.0%(全馬76.5%)、5位以下は単勝回収率47.3%(全馬62.6%)。その前の1年も、5位以下は全馬を下回っていました。

前走の着順が良いほど回収率も良い
あと、前走着順については非常に参考になる結果だとおもうのですが、前走の着順は良ければ良いほど、回収率も良くなります。着順が悪いと今回の回収率も悪くなります。これはかなり珍しいと私は思います!笹川騎手を知る上でもっとも重要なデータだと私は位置づけました。
単勝回収率は前走1着90.3%(全馬72.0%)、2着83.6%(全馬74.4%)、3〜4着78.0%、5〜9着58.0%、10着以下51.6%(全馬62.2%)と、きれいに階段になっています。なお複勝は、前走10着以下でも80.7%(全馬60.6%)あり、負けた馬も3着までは持ってきます。

距離は1200〜1400mがやや苦手
あと、距離に関しては1200~1400をちょっと苦手としているかもしれないですね。超短距離か1500以上の方が良さそうです。
1200〜1400mは単勝回収率62.0%(全馬67.9%)、1000m以下は単勝回収率128.7%、1500m以上は単勝回収率79.3%(全馬68%)です。

横けん地方指数1位は高回収率の部類
横けん地方指数の順位での回収率を見ると、1位の馬は高回収率の部類ですね。このように笹川騎手というのは、強い馬はしっかり持ってくる、弱い馬はどうすることもできない、そういう騎手と位置付けて良さそうです。どの騎手もそうだろうとおもわれるかもしれませんが、これは私の感覚ではかなり珍しい、特化した特徴を持った騎手というイメージです。
横けん地方指数1位は単勝回収率94.2%・複勝回収率90.0%(全馬89%・88%)、7位は単勝回収率52.4%、8位は34.7%です。

まとめ
前走で強い競馬をしている馬を買って、弱い競馬をしている馬は軽視する。これが笹川騎手の本質です。
- 前走1〜2着:単勝回収率87.2%(全馬73.2%)→ 買い/前走10着以下:単勝回収率51.6%(全馬62.2%)→ 軽視
- 戦績上位の馬(予想タイム指数1〜4位):単勝回収率90.0%(全馬76.5%)→ 買い/5位以下:単勝回収率47.3%(全馬62.6%)→ 軽視
- 6番人気以下:単勝回収率54.3%(全馬60.7%)→ 疑ってかかる
- 浦和:複勝回収率88.1%(全馬73.0%)→ 一段増し/南関東以外:単勝回収率38.0%(全馬67%)→ 狙えない
- 1200〜1400m:単勝回収率62.0%(全馬67.9%)→ やや苦手
基本は笹川騎手が来ない時を読んで別の馬で儲けていくのが基本的な笹川騎手との付き合い方になるかもしれませんね。
補足:この1年を半年ずつに分けても同じ傾向か
「たまたま1年だけそうなっただけでは?」と思った方のために、この1年を前半(2025年9月29日〜2026年3月28日)と後半(2026年3月29日〜9月28日)に分けて、笹川騎手の単勝回収率を同じ時期の全馬と並べました。
▼ 笹川翼騎手が乗った馬だけを数えた表です(地方全体・単勝回収率)
| 条件 | 前半 | 後半 |
|---|---|---|
| 前走1〜2着 | 92.9%(全馬73.5%) | 81.4%(全馬73.0%) |
| 前走10着以下 | 46.0%(全馬63.4%) | 58.3%(全馬61.0%) |
| 戦績上位の馬(予想タイム指数1〜4位) | 93.1%(全馬76.4%) | 86.9%(全馬76.6%) |
| 予想タイム指数5位以下 | 48.1%(全馬61.4%) | 46.4%(全馬63.8%) |
前半も後半も、前走1〜2着と戦績上位の馬は全馬より上、前走10着以下と予想タイム指数5位以下は全馬より下でした。半年ずつに分けても向きは変わっていません。
笹川騎手は、「前走の内容」と「これまでの戦績」の2つで分けるだけで、買う馬と見送る馬がはっきりします。笹川騎手が乗るというだけで飛びつかず、この2つを見てから決めるだけで、同じ笹川騎手の馬でも回収率は大きく変わります。
こうした騎手ごとの攻略法は、私が馬王で先に調べたうえで、このブログに順番に書いていきます。今回の記事を読んでどんな感想を持ちましたか?質問やご感想をXのリプでおまちしております。
▶ 同じ騎手の攻略法シリーズ:野畑凌騎手の取捨選択(乗り替わりより継続騎乗)



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