毎週150万円の実弾を馬券に突っ込む男、横けんです。
「回収率100%超え ファクター集」——このキーワードで私のサイトに来てくださる方が、いちばん多いんです。
そこで今回は、実際に自分の手元のデータで計算して、回収率100%を超えた条件を全部並べます。もったいぶらずに実名で出します。
ただし、数字と一緒に「その回収率が、どうやって作られたのか」も並べます。ここを見ないと、同じ100%超えでも中身がまったく違うということが分かりません。
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この記事の要点(先に結論)
- ファクターを1つだけ取り出しても、回収率100%には届きません。いちばん良い枠でも92.5%、馬体重の増減は85.2%、休養明けは89.7%でした。
- 2つを掛け合わせると、単勝回収率100%超えが46件出てきました。
- ただし46件のうち16件は、払戻の35%以上をたった1頭が稼いでいます。回収率が高い条件ほど、この「1頭頼み」が増えます。
- 単勝・複勝の両方で100%を超えたのは11件だけ。複勝は配当が小さく大きく跳ねないので、まぐれでは作れません。
- 集計期間を2年半に広げると、複勝の100%超えは27件→1件に減りました。「回収率◯%のファクター」は、どの期間で計算したかを見ないと意味がありません。
初回公開: 2026年8月2日 / 最終更新: 2026年8月4日。数字はすべて筆者が自分で集計した実測値です。
使ったデータと、計算のやり方
- 対象:中央競馬(JRA)の26,993頭
- 期間:2025年1月以降(直近1年強)
- 集計:条件ごとに「単勝を全部100円ずつ買い続けたら」の回収率
- 件数が150頭に満たない条件は、最初から除外しています
使ったのは、誰でも出馬表で確認できるものだけです。騎手、調教師、種牡馬(父)、枠、距離、馬体重、休養明けの間隔など。私が独自に作っているデータは一切入れていません。そうしないと、読んだ方が自分で確かめられませんから。
まず、ファクター1つだけではこうなります
いきなり結論から出す前に、土台の話をさせてください。

「枠番」「馬体重の増減」「休養明け」といった要素を1つだけ取り出して、一番成績の良い区分を並べたものです。
ほとんどが100%に届いていません。枠番はいちばん良い枠でも92.5%、馬体重の増減は85.2%、休養明けは89.7%です。「この枠だから買い」「この体重増減だから買い」では、まず足りないということです。
100%を超えたのは3つだけでした。7歳馬が107.5%、3勝クラスが105.5%、16番が100.4%。しかもこれは直近1年で計算した場合の話で、2年半分でやると1つも残りません。この話は最後にもう一度します。
掛け合わせると、46件出てきました
では、条件を2つ掛け合わせるとどうなるか。「騎手 × 芝ダート」「種牡馬 × 距離帯」といった形です。
単勝の回収率が100%を超えた条件は、46件ありました。上位を並べます。
| 条件 | 単勝回収率 | 複勝回収率 | 頭数 | 1頭が稼いだ割合 |
|---|---|---|---|---|
| 手塚貴久 × 芝 | 213.5% | 128.4% | 165 | 69% |
| 鹿戸雄一 × 芝 | 193.0% | 73.0% | 169 | 33% |
| 長浜鴻緒 × ダート | 174.1% | 95.6% | 163 | 22% |
| 原優介 × ダート | 172.8% | 83.6% | 207 | 78% |
| 横山和生 × ダート | 169.1% | 93.1% | 186 | 62% |
| 田口貫太 × 中距離 | 167.9% | 111.7% | 156 | 65% |
| 菊沢一樹 × 芝 | 161.5% | 83.7% | 213 | 60% |
| 森秀行 × ダート | 158.0% | 101.0% | 174 | 71% |
| リアルスティール × 中距離 | 158.0% | 94.2% | 231 | 47% |
| モーリス × マイル | 152.8% | 94.8% | 319 | 50% |
| ミッキーアイル × ダート | 152.7% | 105.5% | 171 | 32% |
| ダノンバラード × 芝 | 143.5% | 76.4% | 177 | 25% |

右端の「1頭が稼いだ割合」が何より大事です
この列は、その条件で得た払戻のうち、一番大きく当たった1頭がどれだけを占めているかを表しています。
たとえば「原優介騎手 × ダート」は回収率172.8%ですが、その払戻の78%は1頭です。207頭のうち、たった1頭の大穴が数字を作っています。残りの206頭では、まったく足りていません。
一方「長浜鴻緒騎手 × ダート」は174.1%で、1頭の寄与は22%。こちらは複数の馬が満遍なく貢献しています。同じ「回収率170%台」でも、中身はまるで別物だということです。

横軸が回収率、縦軸が「1頭が占めた割合」です。右にいくほど(回収率が高いほど)赤い点=1頭頼みが増えるのが見て取れると思います。46件のうち16件が、払戻の35%以上を1頭で稼いでいました。
複勝も一緒に見ると、景色が変わります
ここが今回いちばんお伝えしたいところです。
複勝は、単勝のように大きく跳ねません。配当が小さいので、1頭の大穴で回収率を押し上げることができないんです。つまり複勝でも100%を超えているなら、それはまぐれでは作れないということになります。
単勝・複勝の両方で100%を超えたのは、46件のうち11件でした。
| 条件 | 単勝 | 複勝 | 頭数 | 1頭が稼いだ割合 |
|---|---|---|---|---|
| 手塚貴久 × 芝 | 213.5% | 128.4% | 165 | 69% |
| 池添謙一 × 芝 | 106.5% | 116.0% | 175 | 27% |
| 高杉吏麒 × ダート | 112.8% | 113.7% | 268 | 25% |
| 岩田康誠 × ダート | 101.4% | 113.6% | 176 | 19% |
| 荻野極 × ダート | 102.7% | 113.5% | 206 | 18% |
| 田口貫太 × 中距離 | 167.9% | 111.7% | 156 | 65% |
| 高杉吏麒 × 中距離 | 116.4% | 109.8% | 165 | 40% |
| ミッキーアイル × ダート | 152.7% | 105.5% | 171 | 32% |
| 松山弘平 × ダート | 113.0% | 102.4% | 258 | 19% |
| 岩田望来 × 芝 | 140.0% | 102.0% | 222 | 19% |
| 森秀行 × ダート | 158.0% | 101.0% | 174 | 71% |
この中でも、1頭の寄与が2割前後に収まっているもの——岩田康誠騎手のダート(19%)、荻野極騎手のダート(18%)、松山弘平騎手のダート(19%)、岩田望来騎手の芝(19%)——は、特定の1頭に依存していません。
期間を変えると、結果はこれだけ変わります
ここまでは2025年以降(直近1年強)で計算した数字です。
同じ計算を2024年から(2年半分)でやると、こうなりました。
| 直近1年強 | 2年半 | |
|---|---|---|
| ファクター1つで100%超え | 3件 | 0件 |
| 掛け合わせて単勝100%超え | 46件 | 48件 |
| 複勝で100%超え | 27件 | 1件 |
複勝が27件から1件まで減りました。期間を長く取ると、オッズの歪みがならされて消えてしまうんです。
これは「どちらが正しい」という話ではありません。どの期間を切り取るかで、見える景色がまるで違うという事実です。世の中に出回っている「回収率◯%のファクター」も、どの期間で計算したものなのかを見ないと意味がない、ということでもあります。
だから私は、この面倒な作業をやり続けています
ここまで46件を並べましたが、これが来年も同じである保証は、どこにもありません。
実際、期間を変えただけで複勝の該当数が27件から1件まで動きました。オッズは多くの人の判断の集まりですから、みんなが気づいた瞬間に旨みは消えます。ファクターは、放っておけば腐ります。
だから私は、こういう集計をやり続けています。1回見つけて満足するのではなく、まだ生きているかを確かめ、消えていたら新しい歪みを探し直す。地味で、正直かなり面倒な作業です。
でも、これをやめた瞬間に、手元の数字は「昔は通用した何か」に変わってしまいます。毎週150万円を実際に賭けている以上、そこは止められません。
この記事も、半年から1年ごとに計算し直して中身を入れ替えます。次に読みに来ていただいたときは、まったく違う名前が並んでいるかもしれません。それ自体が、この世界の答えのひとつだと思っています。
この集計の条件(引用・再現用)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中央競馬(JRA)26,993頭 |
| 期間 | 2025年1月以降(直近1年強) |
| 集計方法 | 条件ごとに単勝を100円ずつ買い続けた場合の回収率 |
| 除外 | 該当が150頭に満たない条件は最初から除外 |
| 使用データ | 出馬表で誰でも確認できる項目のみ(騎手・調教師・種牡馬・枠・距離・馬体重・休養明けの間隔)。筆者の独自データは不使用 |
期間を変えると結果はどう変わるか
| 集計期間 | ファクター1つで100%超え | 掛け合わせて単勝100%超え | 複勝で100%超え |
|---|---|---|---|
| 直近1年強(2025年〜) | 3件 | 46件 | 27件 |
| 2年半(2024年〜) | 0件 | 48件 | 1件 |
複勝が27件から1件まで減りました。期間を長く取ると、オッズの歪みがならされて消えていきます。
よくある質問
回収率100%を超えるファクターは実在しますか?
掛け合わせれば実在します。ただしファクターを1つだけ取り出した場合は、ほとんど100%に届きません(最良の枠でも92.5%、馬体重の増減85.2%、休養明け89.7%)。100%を超えたのは7歳馬107.5%・3勝クラス105.5%・16番100.4%の3つだけで、しかもこれは直近1年で計算した場合です。2年半分で計算すると1つも残りませんでした。
回収率の高い条件を見つけたら、そのまま買っていいですか?
その前に「1頭が稼いだ割合」を見てください。払戻の大半をたった1頭の大穴が作っているなら、それは偶然です。実際、100%を超えた46件のうち16件は払戻の35%以上を1頭で稼いでいました。同じ回収率170%台でも、1頭の寄与が78%の条件と22%の条件では中身がまったく違います。
単勝と複勝、どちらの回収率で判断すべきですか?
両方です。複勝は配当が小さいので、1頭の大穴で回収率を押し上げることができません。つまり複勝でも100%を超えているなら、まぐれでは作れないということになります。46件のうち、単勝・複勝の両方で100%を超えたのは11件でした。
集計期間はどれくらい取るべきですか?
正解は1つではありませんが、期間で結果が激変することは知っておく必要があります。同じ計算を2年半分でやると、複勝の100%超えは27件から1件まで減りました。世の中に出回っている「回収率◯%のファクター」も、どの期間で計算したものかを見ないと意味がありません。
このファクターは来年も使えますか?
保証はありません。オッズは多くの人の判断の集まりなので、みんなが気づいた瞬間に旨みは消えます。ファクターは放っておけば腐ります。だから筆者は半年から1年ごとに計算し直し、まだ生きているかを確かめて、消えていれば新しい歪みを探し直しています。
独自データがなくても同じ集計はできますか?
できます。この集計に使ったのは出馬表で誰でも確認できる項目だけです(騎手・調教師・種牡馬・枠・距離・馬体重・休養明けの間隔)。読んだ方が自分で確かめられるように、独自データは一切入れていません。
▶ あわせて読みたい:回収率100%超えのファクターを見つけるコツとは



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