初めましての方、こんにちは!毎週150万円の実弾を馬券に突っ込む男、横けんです。
競馬新聞を開くと、レース前に厩舎の関係者が「今回は仕上がり最高」「叩き2走目で上向き」なんてコメントを寄せていますよね。競馬ファンなら一度は思ったはずです——「この“陣営コメント”、本当に馬券に使えるのか?」と。
今日は、その疑問に本気で答えます。過去18,430レース分の陣営コメントをAIに全部読ませて数値化し、「人気薄なのに陣営だけ強気な馬は買いなのか」を検証した結果をお見せします。使ったのは最先端AI「Claude Code」と、その審査役「Fable5」です。
▶ 私が毎週150万円を賭けながら3年かけて作った競馬予想AIの全体像は、「競馬予想AIの作り方・完全ガイド」に最初から順にまとめています。
この記事の要点(先に結論)
- 陣営コメントは馬券に効きます。過去18,430レース分をAIに読ませて数値化し、検証しました。
- そのレースで陣営が一番強気な馬の複勝率は43.7%。未勝利戦全体は21.0%なので、2倍以上です。
- これは「ただの人気馬」ではありません。同じ人気どうしで比べても強気な馬のほうが高く、1〜3番人気で+7.3ptでした。
- 「人気薄なのに強気」な馬の複勝率は6.5%と低く見えますが、平均11番人気の集団です。同じくらい人気薄な馬(4.8%)と比べると、人気の割に走っています。
- 派手な数字ではありません。1つで回収率150%になる魔法の材料はないという前提で、地味に効くサインを何百個も束ねる——その1本です。
初回公開: 2026年7月30日 / 最終更新: 2026年8月4日。数字は筆者が自分で集計した実測値です。
そもそもコメントを「AIに読ませる」とは?
私たちプロは、毎週何百頭ぶんものコメントを読んで勝負気配を測っています。でも人間が全部・毎週・ブレずに数値化するのは不可能。そこでAIの出番です。
やり方はシンプルで、AIに1頭ずつコメントを読ませ、陣営の“強気度”を段階的なスコアに落とす。あとは同じレースの中で誰が一番強気か、その馬の過去のコメントと比べて今回はどうか——を機械的に比較します。人間の“感覚”を、AIがブレない“ものさし”に変えるわけです。
AIが見つけた「3つのお宝サイン」
膨大なコメントを解析した結果、特に効いたのがこの3つです。
- ① レースで一番強気な馬:同じレースの中で、陣営が最も自信を持って送り出している馬。
- ② 人気薄なのに強気な馬:オッズは人気がないのに、コメントだけ妙に前向き。ここに“妙味”が隠れます。
- ③ 言い訳・度外視の馬:前走は大敗だが「展開が向かなかっただけ」など明確な敗因がある“仕方なかった負け”の馬。
気になる結果は?(リアルな数字を出します)
ここが本題です。ただ先に正直に言っておくと、私は「回収率◯◯%!」という一発の数字を軽々しくは出しません。その数字がどれだけ簡単に嘘をつくかは、別の記事(回収率122%の必勝法が、実はリークだった話)で嫌というほど書きました。
なのでここでは、ごまかしの効きにくい「複勝率(3着以内に来る割合)」と「予測のズレ(AIの外し具合)」という地味な指標でお見せします。対象は、この解析が本番稼働している未勝利戦です。
結果はこうでした(未勝利戦・全体の複勝率は21.0%)。
| AIが見つけたサイン | 該当馬の複勝率 | ひとこと |
|---|---|---|
| ① レースで一番強気 | 43.7% | 全体の2倍超。人気を揃えても効く=本物 |
| ③ 言い訳・度外視 | 24.6% | 地味に上振れ(+3.7pt) |
| ② 人気薄なのに強気 | 6.5% | 数字は低い。でも“妙味”は本物(下で解説) |
①「レースで一番強気」な馬の複勝率は43.7%。未勝利全体(21.0%)の2倍以上です。しかも同じ人気どうしで比べても強気な馬のほうが高く(1〜3番人気で+7.3pt)、「ただの人気馬」ではない、本物のサインでした。
面白いのが②「人気薄なのに強気」です。該当馬の複勝率は6.5%と、一見すると低い。でもこれは平均11番人気という“超人気薄”ばかりだから当然です。ここで、私が別記事でしつこく書いている「フェアな測り方」が効いてきます。同じくらい人気薄な馬どうしで比べると、陣営が強気な馬は6.5%、そうでない馬は4.8%——つまり“人気の割に、余計に飛んでくる”。これがオッズの妙味です。的中率そのものは高くないので、狙うなら「人気以上に走る一発」を薄く取りにいく買い方が合います。
そして未勝利戦のAIモデル全体でも、これらのサインを足したことで予測のズレ(AIの外し具合)が4年連続で縮みました。派手さはありません。でも“薄いプラス”が確かに、4年ぶんずっと出ている——これが私の求める「地味だけど本物」の形です。
劇的な数字ではありません。でも、これでいいんです。私は「1個で回収率150%!」の魔法など信じていません。独立した“地味に効く綺麗なサイン”を何百個と束ねて、トータルの回収率を100%の壁の向こうへ押し上げる。陣営コメントのAI解析は、その束に加わった新しい1本というわけです。
なぜ、この地味な数字を信じられるのか
新しいデータを足すとき、1本でもバグや「リーク(答えの盗み見)」が混じると、予想システム全体が崩壊します。だからこそ審査役のFable5に「本物か、まぐれか」を容赦なくチェックさせ、合格したものだけを本番に投入しています。私がなぜここまで数字を疑うのかは、ぜひこちらの記事も読んでみてください。
この陣営コメントのロジックは、すでに実際のAI予想(未勝利戦)で本番稼働を始めています。
まとめ:厩舎の“本音”は、確かに馬券に効く
「陣営コメントは馬券に使えるのか?」——答えは、派手ではないが、確かにイエスです。ただしそれは一発の魔法ではなく、地味なサインを正直に積み上げた先にあります。
そして、この検証をくぐり抜けたAIが実際に今週どう予想したのかは、今週のAI予想で公開しています。“派手すぎない、正直な数字”がどんなものか、ぜひ一度のぞいてみてください。今週の勝負もご期待ください!
この検証の数字まとめ(引用用)
| 項目 | 数字 | 補足 |
|---|---|---|
| 読ませたレース数 | 18,430レース | レース前に公開される陣営コメントを全頭ぶん数値化 |
| 検証対象 | 未勝利戦 | この解析が本番稼働しているクラス |
| 未勝利戦全体の複勝率 | 21.0% | 比較の基準値 |
| ① レースで一番強気な馬 | 43.7% | 全体の2倍超。1〜3番人気どうしで比べても+7.3pt |
| ③ 言い訳・度外視の馬 | 24.6% | +3.7pt |
| ② 人気薄なのに強気な馬 | 6.5% | 平均11番人気。同程度の人気薄は4.8%なので、人気の割に走る |
| モデル全体への効果 | 4年連続で改善 | 予測のズレ(外し具合)が4年ぶん縮んだ |
よくある質問
競馬新聞の陣営コメントは、本当に馬券に使えますか?
使えます。ただし派手な効き方ではありません。18,430レース分をAIに読ませて検証した結果、そのレースで陣営が一番強気だった馬の複勝率は43.7%でした。未勝利戦全体は21.0%なので2倍以上です。
それは単に「人気馬だから走った」だけではないですか?
違います。同じ人気どうしで比べても、強気な馬のほうが高いという結果でした(1〜3番人気で+7.3pt)。人気を揃えても差が残るので、人気の裏返しではない独自のサインだと判断しています。
「人気薄なのに陣営だけ強気」な馬は買いですか?
的中率そのものは高くありません。該当馬の複勝率は6.5%です。ただしこれは平均11番人気という超人気薄ばかりの集団なので当然で、同じくらい人気薄な馬(4.8%)と比べると、人気の割に余計に飛んできます。狙うなら「人気以上に走る一発」を薄く取りにいく買い方が合います。
コメントの何を数値にしているのですか?
1頭ずつコメントを読ませ、陣営の強気度を段階的なスコアにします。そのうえで、同じレースの中で誰が一番強気か、その馬の過去のコメントと比べて今回はどうかを機械的に比較します。人間の感覚を、ブレないものさしに変えるという考え方です。
「仕上がり最高」のような言葉そのものが効くのですか?
言葉そのものではありません。効くのは同じレースの他の陣営と比べて、どれだけ強気かという相対の差のほうです。だから絶対的な表現を拾うのではなく、レース内での比較と、その馬自身の過去との比較で見ています。
この数字はどうやって信用できると判断したのですか?
新しいデータを足すとき、1本でもバグやリーク(答えの盗み見)が混じると予想システム全体が崩れます。そのため、実務を担当するAIとは別に審査役の上位モデルに「本物か、まぐれか」を検証させ、合格したものだけを本番に投入しています。あわせて、ごまかしの効きにくい複勝率と予測のズレという地味な指標で確認しています。



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