斤量が重い馬は買いか消しか|別定戦1万頭で出た答えは単複で逆

2026年8月15日の中京11レースの横けんが的中させた本命プチプランスの的中画像 今週の競馬激闘譜

初めましての方、こんにちは!毎週150万円の実弾を馬券に突っ込む男、横けんです。

このブログでは、完全自作の競馬予想AI(LightGBM)とTARGET frontier JVの膨大なデータを駆使して、感覚やオカルトを一切排除した「勝つための客観的指標」と「リアルな実戦の記録」を公開しています。


先週の収支ですが
8月15日(土)は42万4650円のプラス
8月16日(日)は40万8800円のマイナス ということになっております。

先週は2日で105万円の勝負でした。

激闘が続いていますね。

それでは、恒例の自信度4以上の回収率ですがこちらになります!

2026年8月15~16日の横けんの自信度4以上の予想印別回収率と成績画像

自信度4以上に絞ると、本命の複勝回収率が123円まで伸びています。単勝は78円ですが、ここは複勝で取りにいく形が続いていますね。▲の単勝141円、×の複勝147円と、印の下のほうが仕事をした週でもありました。

自信度1以上の全レースの予想の回収率を見てみましょう、こちらです!

2026年8月15~16日の横けんの自信度1以上の予想印別回収率と成績画像

全レースまで広げると、本命は単勝72円・複勝87円。ここはまだ足りません。ただ▲が単勝130円、△が単勝120円と、押さえの印がしっかり数字を残してくれています。

そして、本命馬の自信度別回収率はこちらです!

2026年8月15~16日の横けんの自信度別本命印の回収率と成績画像

先週だけで見ると、自信度2が勝率46.2%と固まりました。自信度4は単勝136円・複勝135円。自信度5は単勝31円と沈みましたが、複勝は114円で耐えています。

▶ この物差しの作り方は「特徴量の採用基準の作り方|3534回試して分かったまぐれ率」に書いています。

▶ 私が毎週150万円を賭けながら3年かけて作った競馬予想AIの全体像は、「競馬予想AIの作り方・完全ガイド」に最初から順にまとめています。

7月から自信度をAIに決めさせています

今週は中央競馬の予想精度の強化に動いております。

まず、7月月初から自信度をAIで決めさせるロジックを構築して予想をはじめました。

これは非常にうまくいっていますね。ただ、やっぱり自信度4の方が回収率が良いということで、自信度5は複勝は足りているのですが、単勝に関しては自信度4まで含めると回収率100%超えに足りる、ということになっています。

2026年7月1日から8月16日までの横けんの本命の自信度別回収率と成績画像

7月からの本命を自信度別に並べたものです。自信度4が単勝152円・複勝109円。自信度5は単勝58円・複勝105円。この2つを合わせると単勝107円・複勝107円で、どちらも100円を超えてきます。

自信度4以上を全勝負してしまえばよいわけですが、もう少し精度を上げようということをまず、今の段階では優先順位として上にしました。

第一の課題は未勝利戦です

回収率の画像をみてもらうと、まず第一の課題は、未勝利戦ですね。7月からの未勝利戦の成績が良くないです。

2026年7月1日から8月16日までの横けんの未勝利戦の予想印別回収率と成績画像

7月からの未勝利戦は194レース。本命の単勝が63円、複勝が76円です。○が単勝86円・複勝84円、×が単勝102円ですから、本命より下の印のほうが数字を残している場面もあります。本数がいちばん多いクラスなので、ここが直らないと全体が上がりません。

ただ、未勝利でも自信度4以上は非常に儲かっています

ただ、本命の自信度別でみると、自信度4以上は非常に儲かっていますね。

2026年7月1日から8月16日までの横けんの未勝利戦の本命の自信度別回収率と成績画像

これは未勝利戦だけを取り出して、本命を自信度別に並べたものです。自信度4は勝率37.5%で単勝163円・複勝106円。自信度5は勝率21.1%で単勝93円・複勝118円。2つを合わせると35頭で勝率28.6%、単勝125円・複勝113円と、単勝も複勝もはっきり100円を超えてきます。

未勝利戦全体の本命が単勝63円・複勝76円でしたから、同じ未勝利でも自信度4以上だけなら、まったくの別物ということですね。課題のクラスの中に、ちゃんと勝てる場所はあります。

自信度3以下は良くないということで、予想ロジックの改善を行っています。

1つは、AIだけではなく、主要ファクターについては、AIが出た後のストッパー役として使うということですね。

さらにもう1つ秘策がありますので、これを今週から実行していきます。

1勝クラス以上は良い。弱点は別定戦とハンデ戦です

また、1勝クラス以上になるとなかなか良い回収率となっております。

2026年7月1日から8月16日までの横けんの1勝から3勝クラスの予想印別回収率と成績画像

1勝・2勝・3勝クラスをまとめると、7月から211レース。本命は勝率19.0%・複勝率48.3%で、単勝83円・複勝103円です。未勝利戦の本命が単勝63円・複勝76円でしたから、複勝で27円ぶんの差がついています。同じAIが同じように予想していても、クラスが上がるほど当たるということですね。

この1勝クラス以上を、本命の自信度別に並べたものがこちらです。

2026年7月1日から8月16日までの横けんの1勝クラス以上の本命の自信度別回収率と成績画像

1勝クラス以上は7月から225レース。自信度4が単勝150円・複勝110円。自信度5は単勝49円ですが、複勝は102円で耐えています。2つを合わせると165頭で単勝104円・複勝106円と、ここでも単勝・複勝ともに100円を超えてきます。

未勝利でも1勝クラス以上でも、自信度4以上だけを取り出せば単複そろって100円を超える。私が自信度をAIに決めさせた意味は、ここに出ていると思っています。

ただ、弱点もありますね。1番の弱点は別定戦やハンデ戦など、オープンクラスでの弱さがあります。

ここは7月からだと別定戦16レース・ハンデ戦24レースしかなく、それだけでは何も言えません。今年に入ってからの全部で見てみます。まず別定戦です。

2026年1月1日から8月16日までの横けんの別定戦の予想印別回収率と成績画像

別定戦は84レース。本命が単勝31円・複勝61円。これはかなり厳しい数字です。面白いのは、同じレースで○が単勝124円・複勝127円と、しっかりプラスになっていること。つまり本命と対抗を取り違えているわけですね。狙う馬は合っているのに、順番が逆になっている。

次にハンデ戦です。

2026年1月1日から8月16日までの横けんのハンデ戦の予想印別回収率と成績画像

ハンデ戦は121レース。本命は単勝48円ですが、複勝は111円。ここが別定戦とは違うところで、3着以内には来ているのに勝ち切れていない。ハンデ戦は斤量で強い馬ほど重くされる仕組みですから、これは仕組みどおりとも言えます。だとすれば、ハンデ戦は単勝を買わずに複勝で取りにいくのが正解ということになりますね。

逆に、1勝クラス、2勝クラス、3勝クラスでは良い回収率となっています。

ここも今年に入ってからの全部で、1つずつ並べてみます。まず1勝クラスです。

2026年1月1日から8月16日までの横けんの1勝クラスの予想印別回収率と成績画像

1勝クラスは592レース。本命が勝率23.8%で、単勝113円。単勝で100円を超えています。

次に2勝クラスです。

2026年1月1日から8月16日までの横けんの2勝クラスの予想印別回収率と成績画像

2勝クラスは293レース。本命が勝率19.5%で、単勝102円。ここも単勝で100円を超えました。

3勝クラスです。

▶ 自信度をどう決めているかは「競馬予想の自信度は儲け度で決める|当たりやすさ順では損をする」に書いています。

2026年1月1日から8月16日までの横けんの3勝クラスの予想印別回収率と成績画像

3勝クラスは133レース。本命の単勝は59円ですが、複勝が125円。ここは複勝で取りにいくクラスですね。

まとめると、1勝クラスが単勝113円、2勝クラスが単勝102円、3勝クラスが複勝125円。それに対して別定戦は単勝31円、ハンデ戦は単勝48円です。同じAIが同じように予想していて、ここまで差がつきます。だからこそ、弱いところを狙って直せば効きます。

そのため、別定戦やハンデ戦に対策するためにAIに学習させる特徴量を強化しました。

また、未勝利戦と同様に、主要ファクターをAI予想のストッパー役にすることで、さらなる回収率を目指すロジックを組んでおります。

これでさらに良くなるとおもっていますので、今週も期待して頑張りたいとおもいます。

今週やった改善(先に要点だけ)

①主要ファクターをAIのストッパー役にしました。7か月ぶんのから回しで、ストッパーが「上げる」と言った群は複勝108.6円、「下げる」と言った群は74.5円。差は34.1ポイントです。

②別定戦・ハンデ戦の対策として、重量種別(定量・別定・馬齢・ハンデ)を特徴量に追加しました。本番の設定に1本も入っていませんでした。

③減量騎手が乗っているかどうかを、JRDBの生ファイルから取り出しました。私の指数ブックとの一致率は99.99%(77,234頭中、食い違い4頭)。

別定戦の斤量ルールをデータから復元しました。賞金の少ない順に10等分すると、斤量を余分に背負わされる馬の割合が4.7%から39.5%まできれいに増えていきます。

⑤判定の物差しを直しました。中身が空っぽの列を1本足すだけで、別定戦の単勝回収率が3.1ポイント上がってしまうことが分かりました(500レース)。

⑥予想の見解を書く前に読む「ファンはこう見ている」という資料を用意させました。私が書いた内容428件をAIに一次データと全部つき合わせさせて、食い違いゼロです。

ここから下は、この6つを1つずつ説明していきます。

今週もこのほかにも色々な改善を行っております。具体的には…

①主要ファクターを、AIの後ろに立たせました

AIの予想が出たあとに、主要ファクターを見て「その本命、本当にいいのか」と一度止める仕組みです。1勝クラスのAIの本命だけにかけています。

最初に作ったものは設計を間違えていました。出来上がった自信度から後で1を引く形にしていたので、自信度5のレースが37.5%から26.6%まで減ってしまうのです。自信度は5段階が同じくらいの本数になるように境界で切っているので、後から引くと分布そのものが壊れます。勝負レースの本数が勝手に減るということで、これは商品として一番やってはいけないことでした。

作り直したものは、境界で切る前の点数の段階で上げ下げする形にしました。下げるだけでなく上げる方も対にしたのがポイントです。7か月ぶんで答え合わせをすると、上げた群が単勝133.0円・複勝108.6円、下げた群が単勝101.3円・複勝74.5円。複勝は7か月のうち6か月で向きが合っています

そのうえで、自動で止まる仕掛けも付けました。毎月答え合わせをして、複勝で2か月続けて逆に出たら、私が気づかなくても勝手にオフになります。自分で作ったものを自分で守りにいくと、たいてい判断が甘くなるので、機械に任せました。

②別定戦とハンデ戦に効く特徴量を入れました

調べてみたら、「このレースが定量戦か、別定戦か、馬齢戦か、ハンデ戦か」をAIに1本も教えていませんでした。斤量の列は15本も入れているのに、その斤量がどういうルールで決まったのかを教えていない状態です。

1番人気の実測で見ると、定量戦は単勝82.7円・複勝84.6円なのに対して、別定戦は72.2円・79.8円、ハンデ戦は73.6円・80.9円。7〜8ポイント低いんです。1番人気ですらこれだけ差がつくということは、レースの性格そのものが違うということですね。

入れ方も工夫しました。1・2・3・4という数字を1本入れる形では効きませんでした。順番のない4種類なのに、AIが「1と2」「3と4」のような意味のない切り方をしてしまうからです。4つの旗に分けて渡したら効きはじめました。しかも効いている場所が、別定戦とハンデ戦という、まさに私が弱いと言っていたところでした。

③減量騎手が乗っているかどうかを取り出しました

騎手に関する列は67本も入れてあるのに、見習い騎手・減量騎手の列はゼロでした。私の指数ブックには「減量」というファクターがあるのですが、2023年7月からのデータしかなく、そのまま使うと過去が汚れます。

そこでJRDBの生ファイルから13年分を取り出しました。仕様書を推測で読むのではなく、私の指数ブックの「減量」を正解にして全部のバイト位置を総当たりし、一致するところを機械的に突き止めています。結果、186番目のバイトが一致率100%。全期間で見ても77,234頭中、食い違いは4頭だけでした。

効き目も測りました。同じ人気どうしで比べて、減量騎手が乗っている馬は3着内率が0.80ポイント低い。しかもクラスが上がるほど効きます(2勝クラス以上では1.80ポイント)。ただし、これは悪い話ではありません。18の人気帯すべてで同じ向き、6年すべてで同じ向きという揃い方は、まぐれではまず起きないからです。つまり確実に使える材料が1本増えたということですね。

単勝の回収率で見ると差は雑音の中なので、これは「儲かる印」ではなく確率の見積もりを正すための情報です。こういう薄くて確かな材料を何十本も束ねていくのが、私のやり方です。1本で儲かる魔法の指標を探すより、はるかに確実に前へ進みます。

④別定戦の斤量ルールを、データから復元しました

別定戦には「賞金がいくらを超えたら何kg増」というルールが、レースごとに決まっています。このルールの文章そのものは、TARGETにもJRA-VANにも入っていません。どちらも「別定」という4文字までです。

そこで、ルールの文章ではなくルールの結果を、データから復元しました。同じレースの中で、同じ性別・同じ年齢の馬が本来背負うはずの斤量を割り出して、そこから何kg余分に背負っているかを計算する形です。

ちゃんと復元できているかの答え合わせも通りました。加増があるはずのない馬齢戦では0.4%しか出ず、別定戦でだけ16.3%出ます。牝馬が2.0kg軽いことも、3歳馬の減量が6月の3.0kgから12月の1.0kgまで月ごとに縮んでいくことも、JRAの重量表そのままに再現できました。

そして、賞金の少ない順に10等分すると、斤量を余分に背負わされる馬の割合が4.7%→39.5%。平均の加増も0.02kgから0.46kgまで、きれいに増えていきます。「稼ぐと重くなる」という仕組みが、はっきりデータに刻まれていました。

面白かったのは、ここから先です。加増を背負った馬は単勝の回収率が下がります(加増なし76.7円 → 1kg 69.0円 → 2kg 60.3円)。ところが複勝は逆で、上位人気に絞ると加増を背負った馬のほうが良く、複勝89.4円に対して背負っていない馬は77.5円。しかも6年すべてで同じ向きでした。

つまり、加増は「実績の証明書」でもあるということですね。それだけ背負わされてなお上位に推される馬は、本当に強い。勝ち切る力は斤量に削られるけれど、3着内に来る力は削られない。ここを一律に「賞金があると悪い」と教えてしまうと、かえって当たらなくなります。

⑤いちばんの収穫は、判定の物差しが直ったことです

これは地味ですが、今週いちばん大きい話かもしれません。

新しい特徴量を試すときに、中身が空っぽの列をわざと一緒に走らせてみました。すでに入っている列とまったく同じものを1本足しただけ、という情報ゼロの列です。

そうしたら、その情報ゼロの列を足しただけで、別定戦の単勝回収率が89.5円から92.6円へ、3.1ポイント上がりました。500レースぶんです。

これが何を意味するかというと、数百レース規模の「この条件だけの回収率」は、読んではいけないということです。中身のある列と中身のない列を、その数字では区別できない。私はその前に「別定戦で改善した」と報告していたのですが、これは言い過ぎでした。撤回します。

こういうのを見つけたときに黙って通してしまうと、あとで必ず本番で足元をすくわれます。全部の実験に「わざと空っぽの列を足す腕」を置くように決まりを変えました。

⑥見解の前に「ファンはこう見ている」を置きます

見解は私が書きます。ただ、書く前に事実と世間の見方だけをそろえた資料が手元にあると、格段に書きやすくなります。何強のレースなのか、メンバーのレベルはどうなのか、連勝中の馬や転厩したばかりの馬はいるのか。そこにAIの判断も私の判断も入れず、事実だけを並べさせるようにしました。

そのうえで大事なのが、嘘を1つも書かないことです。私が書いた見解を、AIに1件ずつ元のデータと突き合わせさせる検品も入れました。428件すべて一致、食い違いゼロ。前走の位置取り52件も、勝ち馬の名前42件も、全部合っていました。

ここが本当にありがたいところです。「厳しい流れを先行して」と書いた馬が、実は4コーナー先頭だった。こういう思い込みは、自分の目では絶対に見つかりません。書くのは私、間違いを拾うのは機械。この分担にしてから、見解の精度が明らかに上がりました。

それでも、来週のほうが良くなります

先週は土曜が42万4650円のプラス、日曜が40万8800円のマイナスで、2日合わせて1万5850円のプラス。105万円を動かして回収率101.5%ですから、正直、勝ったとは言いにくい週でした。

ただ、数字はちゃんと前を向いています。7月からの累計で見ると、自信度4と5を合わせた本命は単勝107円・複勝107円。ここはもう100円を超えてきました。1勝クラス以上も複勝102円で、未勝利の76円とはっきり差がついています。勝てる場所は、もう見えているということです。

問題は、勝てない場所をどれだけ削れるかだけですね。今週はそこに主要ファクターのストッパーを立たせ、別定戦とハンデ戦には新しい特徴量を入れました。どちらも思いつきではなく、7か月ぶん・6年ぶんのデータで向きを確かめてから入れています。効かなければ自動で止まる仕掛けまで付けました。

私が毎週やっているのは、当たった自慢ではなくて、負けた場所を数字で特定して、そこだけを直すという作業です。今週は未勝利戦とオープンクラスという、負けている場所が2つともはっきりしました。ここが直れば全体が動きます。

このブログでは、勝った週も負けた週も、私が先に転んでおきます。今週も「別定戦で改善した」と一度書いた自分の報告を、自分で撤回しました。中身が空っぽの列でも数字が3.1ポイント上がると分かったからです。こういうのを黙って通すと、最後に損をするのは馬券を買っている私自身ですからね。

私が転んだぶんだけ、これを読んでくださっている方は同じ穴を踏まずに済みます。7月からの自信度4以上で単勝107円・複勝107円という数字は、そうやって拾ってきた結果です。来週の数字も、また正直に出します。

この週にやったことのうち、毎回使える部分だけをまとめ直した記事はこちらです。→ 減量騎手が乗る馬は不利か|25万頭を同じ人気で比べた3着内率

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