こんにちは、netkeiba公認プロ予想家の横けんです。
「競馬は回収率が全て。的中率は気にしなくていい」
ネットやSNSの競馬界隈で、よく見かけるこの言葉。
実はこれ、半分正解ですが、半分は“破産への直行便”です。
素晴らしい予想家の記事を参考にし、その回収率が本当に100%を超えているはずなのに、なぜか手元のお金は尽きてしまう。そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?
先日、私のX(旧Twitter)でこの話題についてポストしたところ、非常に多くの反響とブックマークをいただきました。
今回は、文字数の関係でXでは語りきれなかった「競馬で生き残るための算数」について、さらに深掘りした完全版をお届けします。
▶ 私が毎週150万円を賭けながら3年かけて作った競馬予想AIの全体像は、「競馬予想AIの作り方・完全ガイド」に最初から順にまとめています。
この記事の要点(先に結論)
- 「競馬は回収率が全て、的中率は気にしなくていい」は半分正解で、半分は破産への直行便です。
- 回収率120%の予想を持っていても、的中率を無視した資金配分をしていると、その恩恵を受ける前に資金がショートします。
- 的中率が10%なら、約11〜12連敗は30%の確率(3回に1回)で普通に起こります。1レースに資金の10%を賭けていたら、そこで全損です。
- だから決めるべきは「いくら賭けるか」ではなく、狙う配当ごとに、資金の何%までなら耐えられるかです(例:10倍狙いなら1レース最大4.5%)。
- そのためには自分の予想の的中率を知っている必要があります。的中率を知らずに、正しい資金配分は組めません。
初回公開: 2026年3月31日 / 最終更新: 2026年8月4日。連敗数は狙う配当(実質的中率)から計算したものです。
回収率120%の「神予想」でも資金ショートする罠
例えば、長期的な回収率が「120%」という、とんでもなく優秀な予想があったとします。
普通なら「これを買い続ければ絶対に儲かる!」と思いますよね。
しかし、ここに恐ろしい罠があります。
たとえ最終的な回収率が120%に到達する神がかった予想だとしても……
「的中率を無視した資金配分」をしていると、その120%の恩恵を受ける前に、資金が完全にショートして「ゲームオーバー」になってしまうのです。
なぜそんな悲劇が起きるのか。
競馬において最も恐ろしいのは、不的中が連続する「下振れ(連敗)」だからです。回収率が120%だろうが160%だろうが、的中率が10%なら、恐ろしい連敗は「必ず」起こります。
【配当別】連敗確率と「絶対にパンクしない限界資金配分」
狙う配当(=実質的な的中率)から、競馬をしていれば普通に直面する【30%・10%・1%で発生する連敗数】と、資金がショートしないための『限界の資金配分(総資金の何%までか)』を計算してみました。
■ 配当3倍狙い(実質的中率 約33%)
- よくある連敗(30%で発生):約3連敗
- 警戒すべき下振れ(10%で発生):約6連敗
- 1%で襲ってくる悪夢:約12連敗
- 👉 10%の下振れを耐える配分:1レース最大【16%】まで
- 👉 1%の悪夢すら耐え抜く配分:1レース最大【8%】まで
■ 配当5倍狙い(実質的中率 20%)
- よくある連敗(30%で発生):約5〜6連敗
- 警戒すべき下振れ(10%で発生):約10連敗
- 1%で襲ってくる悪夢:約21連敗
- 👉 10%の下振れを耐える配分:1レース最大【10%】まで
- 👉 1%の悪夢すら耐え抜く配分:1レース最大【4%】まで
■ 配当7倍狙い(実質的中率 約14%)
- よくある連敗(30%で発生):約8連敗
- 警戒すべき下振れ(10%で発生):約15連敗
- 1%で襲ってくる悪夢:約31連敗
- 👉 10%の下振れを耐える配分:1レース最大【6%】まで
- 👉 1%の悪夢すら耐え抜く配分:1レース最大【3%】まで
■ 配当10倍狙い(実質的中率 10%)
- よくある連敗(30%で発生):約11〜12連敗
- 警戒すべき下振れ(10%で発生):約22連敗
- 1%で襲ってくる悪夢:約44連敗
- 👉 10%の下振れを耐える配分:1レース最大【4.5%】まで
- 👉 1%の悪夢すら耐え抜く配分:1レース最大【2%】まで
■ 配当20倍狙い(実質的中率 5%)
- よくある連敗(30%で発生):約24連敗
- 警戒すべき下振れ(10%で発生):約45連敗
- 1%で襲ってくる悪夢:約90連敗
- 👉 10%の下振れを耐える配分:1レース最大【2%】まで
- 👉 1%の悪夢すら耐え抜く配分:1レース最大【1%】まで
これを見て、どう感じたでしょうか。
もし「配当10倍」の馬券をメインで狙っている人が、1レースに「資金の10%」を賭けていたら。
約30%(3回に1回)という、ごく普通の確率で発生する「11〜12連敗」を食らった瞬間に、資金は完全にショート(全損)します。10%の警戒下振れにすら、到底耐えられないのです。
[回収率120%で的中率10%と利益の関係性の図]

【サイト限定】的中率を知るために必要なこと
つまり、本来ならその後にデカい当たりが来て【回収率120%】の莫大な利益に到達するはずだったのに、その「上振れ」を刈り取る前に相場から強制退場させられてしまう。資金がゼロになれば、当然次の馬券は買えません。
これが「的中率」を無視してしまうことの本当の恐ろしさです。
では、どうすればいいのか?
答えはシンプルで、「自分の予想の正確な的中率を把握すること」です。
的中率を知らずして、正しい資金配分は組めません。連敗リスクを想定した資金配分ができなければ、どんなに優秀な予想もただの「運ゲー」に成り下がります。
私自身、長年自作のAIを駆使して全レースの期待値を数値化し、システム的なアプローチで予想を行っています。主観や感情を排し、ブレのない客観的指標を持っているからこそ、「このパターンの的中率は〇〇%だから、掛け金はここまで」という徹底した資金管理が可能になります。
回収率はもちろん大事ですが、的中率が良い予想は、ある程度自信を持って資金を賭けることもできるのです。
競馬で勝てない本当の理由とは?予想精度より重要な「資金配分」の罠

初めましての方、こんにちは!毎週150万円の実弾を馬券に突っ込む男、横けんです。
この記事の結論を先に書きます。競馬で負ける一番の理由は、予想が下手だからではありません。資金配分ができていないからです。
世の中に「毎日必ず勝つ人」も「2回連続で外さない人」もいません。にもかかわらず、そういう人がいる前提で馬券を買うと、1レースに自分の資金に対して過大な金額を突っ込むことになります。そうなると、予想がどれだけ良くても、いつか必ず飛びます。
以下、なぜそう言い切れるのかを書きます。記事の後半には、この週の実弾収支もそのまま公開しています。
【この成績でも私は怒られている】
さて、こんな感じで成績が良かったのですが、私はこういう良い回収率を叩き出している訳ですが、これでも私は数人から先週怒られております(苦笑)
なぜなのか?というと、その方が当たりが欲しい時に、私があたりを出せなかったからだとは思います。
とはいえ、2回連続外れたとか、自信度5の一発目を外したとか、そういうタイミングでもう怒られてました。
しかも、その前に散々、自信度3とか自信度4で当てているにもかかわらずですよ!
私は怒られたこと自体に対しては、それほどなんとも思ってないんですよ。
ただ、その人の前提が間違っていることをすごく心配しているのです。
【こんな人はいない】
- 4番人気以下の馬を外さずに毎回当てる人
- 2回連続で外さない人
- 毎日必ず勝つ人
- 毎月必ず勝つ人
こういう人って世の中にいませんからね!もし、本気でいると思っている方は、私とは合いませんね!
私はちゃんと本質のわかっている、話のわかる人を相手に生きていきたいですからね。
私は理不尽なことが嫌いだから、外れた予想を消したりとか、自信あるよって煽ったり、自信度の判断を自信度じゃなく売り上げになるかならないかで決めたりもしないし、必ず先出しだし、回収率も嘘偽りなく出すし、負けた時も情報を開示します。
それと同様に、私は理不尽なことを人からされるのも嫌だというのはあるんですよ。
いやだから、人にもそれをしないという訳です。
とはいえ、理不尽かどうかよりも、毎日必ず勝つ人がいると思っている人や、毎月必ず勝つと思っている人を勝たせるのはどうやっても無理なんですよ。
【理由は資金配分がおかしくなるから】
資金配分ができなければ、勝つ負けるは話になりません。
資金配分ができなければ、必ず、いつか、その人は負けるのですよ。
毎日必ず勝つ人がいると思っている人は、自分の資金に対して、明らかにオーバーな資金を1レースに投入するでしょう?
だから、予想自体が良くても、予想に期待しすぎるので必ず負けるということです。
2回連続外すのなんておかしい!と思っている人は、自分の資金に対して1レースを賭けすぎるんですよ。
そういう風な賭け方であれば、勝ってお金が増えたとしても、必ずどこかで全額を失うことになりますからね。
それを私はすごく心配しているのです。
心配もしているし、資金配分のせいで負けていることを私のせいにされても、私にはどうにもできないので、はっきり言う必要があると思っている訳です。
【信じてたのに】
3年ほど前の話だったとおもいますが、私が今でも印象に残っている方のセリフで、朝一番の勝負レースを外してしまった時に
「信じてたのに!がっかりだ!」
というセリフを言われたことがありまして。
もちろん、とても申し訳ない気持ちはあったのですが、その時に私が賭けていたのは、単勝18倍の7番人気の馬だったんですよ。
土曜日の一発目のレースの直後に言われたことですからね?
なので、私的にはとても印象深く覚えている訳です。
この人気の馬を毎回的中させられるという前提だったのだろうか?という感じですよね。
今思えばその人に色々、聞いておきたかったなー。
結論
競馬で勝つには、勝つ予想と適切な資金配分が必要。
資金配分がおかしければ、的中率50%以上、回収率200%以上を全レースで叩き出せる予想がない限りは、必ず最後は負ける。
そして、そんな予想は世の中には存在しない。
これが結論です。
非常に重要なことです。
私の今月の地方競馬厳選1位レースの単勝回収率は200%弱あります。でも、これは毎月は絶対に無理な数字ですし、全レースでは無理な数字です。
それが本当に納得できる方は競馬で勝てる人で、夢だけを見ている人、確率論で考えない人は必ず最後は負ける運命です。
共に勝ちたいので、私にとっては不利にしかならない記事ですが、書いてみました。
このようなことをもっと詳細に説明した、馬券師養成メルマガを今度始めてみようかなと思っていますので、興味ある方はご期待くださいね。
【追記】その後どうなったか — 2026年7月時点
この記事を書いてから4か月ほど経ったので、その後の話を足しておきます。
①この考えは、その後もっと具体的な形で裏付けられました。自分の購入履歴を券種ごとに集計し直したところ、少ない点数に大きく張る買い方が、一番お金を減らしていたと分かったのです。当たれば大きいぶん、外したときの穴も深い。
②今は本命を軸にして薄く広く配分する形に組み替えています。「何を買うか」より「いくらずつ買うか」で成績が変わる——これが実データで確認できました。
③あわせて、的中率も設計に入れました。回収率だけを追って的中率が落ちると、予想を見てくださる方にとっては価値が下がります。今は的中率の下限を守ったうえで回収率を最大化するという制約付きです。
④なお、回収率の数字そのものより「どう測ったか」のほうが大事です。実際に「102%の黒字」だと思っていた買い方が、実際の払戻データで計算し直すと71%の赤字でした。→ 競馬予想AIの実力|使って分かった長所と限界
【参考】この記事を書いた週(2026年3月7〜8日)の実弾収支
ここからは当時の週次記録です。負けた金額もそのまま載せています。毎週の実弾収支は今週の競馬激闘譜で公開しています。
この週に実際に的中させた馬券です。集計だけでなく現物も残しています。

3月7日(土)は60000円のプラス
3月8日(日)は245000円のプラス
ということで、プラス収支で終わっております。
激闘が続いていますね。
本当は、私日曜日の馬券を間違えて買ってしまい、それがなんと当たってしまっておりますが、その収支も今回は計上しました。
それはなぜかというと、過去、私は馬券を何度も買い間違えて、当たったのに買い間違えで外したということがたくさんあり、それを毎回私は外れで計上していたからです。
そういうことがあるので、今回も外れに計上したら、それはそれで不公平ですので、計上しております。
買い間違えた馬券を差し引いた場合は、15万円ほどのプラス収支になりますね。
3月7日から、中央競馬のリアルタイム予想を復活させました。
これで、自信度3以下はリアルタイム予想で配信し、自信度4はXで配信し、自信度5はnoteで公開するという流れとなっています。
それでは、先週したすべての予想の回収率を公開いたします。こちらです!

いやー、素晴らしいですね。全レース予想してプラスとなっております。
これは本当にすごいことだとおもいますよ!
なかなか全レース予想してプラスというのは、難しいことですし、簡単なことではないですからね!
この週は消しにしてしまった大穴馬も何頭か来てしまいましたが、それでも消しの回収率は低いものですし、複勝率も10%を切っていますね。
前の私だったら、消しの馬が10%を切るのはなかなかなかったとおもいますので、私の予想が進化している証です。
そして、こちらがXで公開した自信度4以上の成績です!

素晴らしいですねー。回収率100%を超えていますね。対抗も超えていますので、精度自体が高いということですね。
もう少し、本命にぎゅっとあたりを寄せることができたら、これはとんでもないことになりそうです!
頑張りたいところですね。
【資金管理】1レースいくら買うのが正解か?

今回は、「1レースにつき、馬券をいくら購入していくか?」
私がわかっていることを書きます。
結論から言います。
競馬で勝つには「資金配分」というのがとても大事でして、
たとえ「回収率100%を超える予想」を持っていても、資金配分がよくないとまず負けます。
「勝っている時」が一番あぶない
資金配分で一番気をつけて欲しい場面。
それは「負けている時」ではありません。
「勝った時」や「大勝ちしている時」です。
重要なことはこれです。
【勝っていても、簡単には1レースの賭け金を上げないこと】
勝っていると気が大きくなりますから、金額をどんどん上げたくなると思うのですが、
どんどん上げていく人は、絶対に負けます。
毎月勝てる人間なんて、日本にいない
なぜ賭け金を上げてはいけないのか?
このパターン(賭け金を上げるスタイル)で勝ち続けるには、「毎月、確実に回収率が100%を超える」必要があります。
しかし、毎月回収率が100%を超える人というのは、レース数をかなり多くしない限り、私は日本にいないくらい難しいことだと考えています。
プロであっても、必ず「波」があります。
- 1月:回収率 130%(勝ち)
- 2月:回収率 80%(負け)
- 3月:回収率 140%(勝ち)
- 4月:回収率 75%(負け)
というような波がありつつも、「トータルで儲かっている」というのが現実です。
あるフォロワーからの悲痛なDM
実はこの話をするのは、私の予想にいつも乗ってくれていた人から得た「教訓」があるからなんです。
その時は、ある年の7月から私の予想に乗り始めた方で、私によく報告をくれていたんですね。
私の成績は、こんな感じでした。
- 7月:回収率 121%(勝ち)
- 8月:回収率 108%(勝ち)
順調ですよね。
ですが、9月が残念ながら回収率90%くらい(負け)で終了してしまいました。
私は、「7月と8月は勝たせてあげれたから、9月はマイナスだったけど、トータルではプラスだし、また10月頑張ろう」という気持ちだったんですよ。
でもその時に、その方からかなり悲壮感漂うDMがきたんです。
「横けんさん、私はもうボロボロです。
もうあなたにはついていけません」
え? なぜ? と思いました。
理由は、その方が7月と8月がプラスだったことを信じて、
「倍々ゲーム」で賭け金を増やしていったのが原因だったんです。
賭け金が膨れ上がった状態で、9月の負けを食らってしまい、資金がショートしてしまったんですね。
毎月プラスを出すのはほぼほぼ無理ゲーですので、そこをわかっていただくかどうかはとても大事だとおもいますね。
この出来事があってから、
私は「自分が勝っているか」よりも、
「乗ってくれている人が壊れていないか」を
強く意識するようになりました。
上げるなら「1割」ずつ
だから、資金を上げる時は、結構ゆっくりあげていかないといけません。
目安としては、「1割(10%)」くらいずつあげていくのが良いと思います。
本当に徐々に、です。
ちなみに、「負けまくっている時に、資金を上げる(マーチンゲール法)」のは、ちょっとありなのかもしれないと思っていますが……
私自身はそういうことはやりません。
もちろん、これらはすべて「予想自体の精度がいいこと」が大・大・大前提の話なのですけどね。
【大金勝負】手が震えてボタンが押せない時、プロはどう動く?

横けんです。
ご存じの方も多いと思いますが、私は毎週およそ150万円の勝負馬券を購入しています。
YouTubeで私の勝負動画を見た方から、よくこんなコメントを頂きます。
「淡々としすぎていて、面白みがない」
「もっと感情的になった方がエンタメとして面白いのに」
おっしゃる通りです(笑)。
普通の人が見れば、手足が震え、悲鳴を上げるような金額かもしれません。
しかし、私がここまで冷静でいられるのには、明確な理由があります。
今日は、私が20年以上の修羅場をくぐり抜けて辿り着いた「大金を賭けても判断を狂わせないメンタル術」について、少しディープな話をします。
1. 「恐怖」を消すな、「判断」から切り離せ
まず、大前提として言っておきたいことがあります。
「大金勝負で一番大事なのは、恐怖心を消すことではない」ということです。
人間である以上、100万円単位のお金が動く時に「怖い」と思うのは当たり前です。
プロとアマチュアの違いは、その恐怖を感じた後、「恐怖に判断を委ねるかどうか」の一点に尽きます。
❌ 負ける人の思考(恐怖による歪み)
「20万円負けているから、取り返すためにガチガチの1倍台に30万賭けよう」
これは予想ではありません。「もうこれ以上負けたくない」という恐怖心による逃げです。
自分の都合に合わせて競馬が動いてくれることなど、万に一つもありません。
トータルで勝つ人間は、「怖いから安牌に行く」もしなければ、「負けているから穴を狙う」もしません。
ただ淡々と、「来ると思う馬が、オッズに見合っているか」だけを見ています。
2. 80万円負けからの「エーティーマクフィ(単勝11.7倍)」
記憶に新しい、2025年のジャパンカップ週の話をしましょう。
この週、私はメインのジャパンカップを外し、最終レースの時点で総額80万円以上のマイナスを背負っていました。
もし最終レースも外せば、負け額は90万円を超えます。
私に乗ってくれている人を、大負けさせたまま週を終えることになる――。
正直に言えば、胃がねじ切れるようなプレッシャーがありました。
京阪杯(G3)。私の本命は、単勝11.7倍の穴馬「エーティーマクフィ」でした。
この時、脳内で悪魔が囁きます。
「1番人気に厚く張って、確実に半分でも取り返した方がいいんじゃないか?」
これが「恐怖による判断の歪み」です。
しかし、私はその震える手で、予定通りエーティーマクフィの単勝を買い切りました。
理由はシンプルです。「恐怖心を除外すれば、この馬が勝つ確率は高い」と分析できていたからです。
結果は1着。
恐怖に打ち勝ち、本来の予想を貫いた者だけが、この11.7倍という配当を手にできました。
3. メンタルの原点は「探偵時代の修羅場」
なぜ私が、ここまで「恐怖」と距離を置けるのか。
それは、私が20歳そこそこの頃に経験した「探偵時代」の経験が生きているのかもしれません。
当時、私が勤めていた探偵社の仕事は、90%が「浮気調査」でした。
現場に踏み込む時、若造だった私のポジションは決まっていました。
「対象者が一番逃げてきそうな、裏口や窓の下」です。
現場は修羅場です。怒号が飛び交い、人生が終わる瞬間の人間が、必死の形相で逃げてくる。
もし私がビビって逃がしてしまえば、依頼人の人生も、会社の信用もすべて終わる。
その「絶対に失敗できないプレッシャー」を、20代の頃から毎日のように浴びていました。
それに比べれば、馬券が外れることなど命までは取られません。
その後、今の会社を作るまでに5つの会社を経営してきましたが、新規事業の立ち上げも同じです。
「失敗したら終わり」という恐怖の中で、いかに冷静にアクセルを踏めるか。
経営者としてのその経験が、今の「150万円勝負」を支えています。
4. 最後に
もしあなたが、馬券を買う時に「手が震える」なら、それは悪いことではありません。
重要なのは、その震えを止めることではなく、「震えながらでも、正しいボタンを押せるか」です。
「怖いから買わない」のではなく、「怖くても、来ると思うなら買う」。
これを徹底できた時、あなたはギャンブル(運任せ)の領域を抜け出し、投資(ビジネス)の領域に足を踏み入れることができます。
今週も私は、淡々と、しかし内なる闘志を燃やして、150万円を張り続けます。
横けん@毎週150万円馬券勝負男
150万賭けるから「下手な馬券」が消える

「なぜ、高額な馬券勝負じゃないとダメなのか?」
今日はその話をします。
私は「毎週150万円馬券勝負男」と名乗り、XやYouTubeで活動しております。
1レースで10万円単位の馬券を買い、Xで先出し馬券として公開しておりますが、
「なぜ、そんな高額な馬券じゃないとダメなのか?」
ということですね。
これを話すには、まず私が若い頃の話をしないといけませんね。
時効だと思って聞いてください(笑)
私が馬券を初めて買ったのは……18歳の時です。
あれ? 18歳ってダメなんでしたっけ?
正直、いくつから馬券を買っていいことになっているのか忘れましたよ!(笑)
っていうか、18歳っていうのも嘘ですよ。
もう時効ですよね?(笑)
まー、とにかく若い頃から馬券を買っていたということです。
最初は5000円くらいだったとおもうんですが、もういきなりG1とかで10万円の馬券を買ってました。
当時の給料が20万円ですからね!
普通にあほな子供だったとおもうんですが、私の中では「正当な理由」があったんです。
当時、パチスロも行ってたんですよ。クランキーコンドルとかニューパルサーとかの時期ですね。
で、パチスロって結構1万とか2万とかすぐ使っちゃいますよね?
そんな中、競馬もやっていましたが、当時の私は「G1だけ」賭けていたんですね。
あとの1~10レースは見もしないで、11レースのメインだけ買っていたわけです。
それで、G1がある週は、月曜から土曜、そして日曜の15時半まで、ひたすら考えつづけてました。
パチスロに毎日行ったとしたら、10万円くらい突っ込んだことになりますよね?
「それと同じ時間を使っているんだから、10万円を張る」
という訳のわからない理論が、私の中で成立していた訳です。
年間「3億円」勝負した男
そんな感じだったんですが、本当に今ぐらいのレベルの勝負をするようになったのが2012年の話です。
久しぶりに東京競馬場に行った時に、「あーー、俺ってこれだよなぁー」みたいな訳の分からない感情にスイッチが入って、金土日はすべて競馬に時間を使うことになりました。
当時の私は、32~33歳くらいですか。
正直、ビジネスでかなりうまくいってた時だったんですよ。
だから、私がこれだけの時間を使っているのだから、1万や2万賭けてたんじゃ、時間の無駄すぎる!とおもったんですね。
「これだけの時間を使ったんだから、それ以上のバックがないのはおかしい」
という論理で大金を賭けていました。
特にすごかったのは2016年ですね。
この1年で、私は3億円賭けていましたからね!
この時が一番すごくて、少しずつなんか色々怖くなってきて、額が縮小して、今くらいの金額に落ち着いています。
あと、プレッシャーを自分に掛けたかったんですよ。
負けても平気な額じゃ、競馬がうまくならないと思ったんです。
だから、「負けたら自分に電気ショックを与える」という意味もあったんです。
私はM(マゾ)じゃないですよ? 本当です。それだけは信じてください(笑)
正直、今はやめたいです(笑)
という流れがあって、2019年からXを始める訳ですね。
このころも普通に1レース10万円くらいは賭けていたんで、私がやっていることをそのままXで表現していただけ、ということになります。
さて、で、今大金勝負である必要があるのか?という話なのですが……
正直、今は全く思っていません!
正直やめたいです!(笑)
なぜなのか?
今、私は大金勝負するときは必ず、その予想を「note」で公開しております。
公開しているということは、私の予想を信じて乗ってくれている人がいる、という状態で今は馬券勝負をしています。
そういう状態で大金勝負をして外してしまった時、私は本当に後悔と申し訳なさでいっぱいになってしまうんですよね。
「あー、失敗した。なんで、こんなこともわからなかったのか」って気持ちになるんですよ。
私への十字架としては、今は昔に比べて、全然ハードですよ。
それに前よりも少ない収入になったのに、変わらない額で勝負している馬券の負けが私にのしかかってくるわけです。
もうこれはすごいんですよ!
負けるわけにはいかない
だから、「絶対に負けたくない」という気持ちは誰よりもあります。
負けたくないではなく、「負けるわけにはいかない」という、そういう気持ちです。
許されるなら、すぐにでももう少し金額を下げたいですね(笑)
ただ、もうここまできたら金額は下げられないですよ。
ここで下げたら、それこそ「落ち目」ということになるでしょう?
あと、言ってもここ半年は勝っていますからね。
回収率で100%を超えているから賭けられるのはありますが、次も保証されているわけじゃないから、プレッシャーはすごいですよ!
だから、それを跳ね返すために、新しくAIを開発したり、「もっと新しい、もっと私に気づけていないことがあるんじゃないか」って探し回る日々を毎日送っていますよ。
高額勝負はあくまで、私という人間が競馬と向き合うために必要だったやり方の話です。
誰にでも当てはまる話だとは思っていません。
※未成年者の馬券購入は法律で禁止されています。
※本記事は過去のエピソードを含むエンターテイメントとしてお読みください。無理な資金配分を推奨するものではありません。
【実録】7000万勝って、翌年「税死」した話

今日は、普段私が思っていること、
「競馬は大爆勝ちを狙う必要はない」
ということについて書きます。
私が最も競馬で勝った年というのは、1年で7000万円勝ったことがあります。
この時はどういうスタイルだったのかというと、常に「馬連」と「ワイド」の1点勝負だけをやっていました。
賭け金は今よりも多く、最もすごかった時は、「1レースで60万円」を10レースとかやっていました。
馬連の1点勝負というのは破壊力がすさまじく、最高1レースで2000万円の配当を得たことがあります。
あの「札束画像」の正体
私のX(Twitter)のプロフィールに、とんでもない「札束の画像」が載っていますが……
実はあれ、この時代に競馬場にいって、紙馬券で購入していた時の払戻金になります。
この時も、1レースで1300万円当たりました。
「最高じゃないか」と思われるとおもいますが……
ひどかったのは、この翌年になります。
翌年、7000万円負けました。
次の年、私は7000万円、負けました。
やっていて思ったのは、やっぱり「運」も重要だということです。
馬連の1点勝負の場合、ほんとにちょっとでも噛み合わなかったらハズレになります。
なので、運が結構ないと、「もう少しで惜しかった」みたいなことばっかりになります。
おそらく7000万円勝った時は、運が良かったのだと思います。
そしてその翌年は、運が悪かったのだと思います。
馬連、ワイド1点勝負とかだと、当たる確率が低いので、
「自分が間違っていること」に気づくのに、だいぶ時間がかかってしまうんです。
あと、ものすごく運がよくて当たると、当たった時に爆勝ちになるので、どんどん調子に乗って賭け金をあげてしまい……
そして、運がなくなった時に連敗しまくって、お金を失うという訳です。
「税金」という死神
さらに問題があって、7000万円勝った時は、当然税金を払いました。
そして、その翌年は7000万円負けた訳ですから……
税金の分だけ、丸損をしたことになります。
これが本当にキツイ。
まとめます。
- 運に頼りすぎる馬券だと、勝った時に調子に乗って賭け金を上げすぎてしまう。
- 当たる確率が低すぎると、自分の間違いに気づくのに時間がかかる。
- 爆勝ちした時は税金がかかるが、爆負けした時はただただ損になるだけである。
以上の理由から、私は「1レースに対する爆勝ち」を追求するより、「継続的に勝つことの重要性」を認識したわけです。
ホームランより、ヒットを量産する
今は、ある程度の勝率を確保しつつ、「自分が間違っていたらすぐに気づけるようにする」ということが大事なのだという方針で、毎週馬券勝負をしています。
毎回毎回ホームランを狙うのではなく、ヒットを量産した方が手元にお金が残る。
天国と地獄の両方を見た私がたどり着いた、ひとつの結論です。
※これは、誰にでも当てはまる話ではありません。ただ、天国と地獄の両方を見た人間として、今の自分が信じているやり方です。
まとめ
今日お話しした内容は、回収率が120%だろうが160%だろうが、的中率のバランスを崩せば誰にでも起こりうる、競馬の残酷な算数です。
- 回収率だけでなく、狙う配当(的中率)を意識する
- 連敗の下振れを想定したパーセンテージで資金を分割する
- ブレのない客観的な予想指標を持つ
これらを徹底することが、競馬を「ギャンブル」から「投資」へと変える第一歩です。この記事の内容は、今後の競馬ライフを守る盾になりますので、ぜひブックマークして何度も見返してください。
狙う配当別・連敗数と限界の資金配分(早見表)
本文で配当ごとに書いた数字を、1つの表にまとめました。右2列が「1レースに資金の何%までなら耐えられるか」です。
| 狙う配当 | 実質的中率 | よくある連敗 (30%で発生) | 警戒すべき下振れ (10%で発生) | 1%で襲ってくる悪夢 | 10%の下振れを 耐える配分 | 1%の悪夢まで 耐える配分 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3倍 | 約33% | 約3連敗 | 約6連敗 | 約12連敗 | 16% | 8% |
| 5倍 | 20% | 約5〜6連敗 | 約10連敗 | 約21連敗 | 10% | 4% |
| 7倍 | 約14% | 約8連敗 | 約15連敗 | 約31連敗 | 6% | 3% |
| 10倍 | 10% | 約11〜12連敗 | 約22連敗 | 約44連敗 | 4.5% | 2% |
| 20倍 | 5% | 約24連敗 | 約45連敗 | 約90連敗 | 2% | 1% |
たとえば配当10倍をメインで狙う人が1レースに資金の10%を賭けていると、3回に1回という普通の頻度で起こる11〜12連敗で資金がショートします。10%の警戒下振れにすら耐えられません。
よくある質問
回収率が100%を超えていれば、資金は増えますか?
増えるとは限りません。回収率120%の予想でも、的中率を無視した資金配分をしていれば、その恩恵を受け取る前に資金がゼロになります。資金がゼロになれば次の馬券は買えないので、後から来るはずだった大きな当たりを刈り取れません。
「的中率は気にしなくていい」というのは間違いですか?
半分は正解で、半分は破産への直行便です。的中率は、儲けの大きさではなく「何連敗まで耐える必要があるか」を決める数字だからです。的中率が分からないと、1レースにいくらまで賭けてよいかが計算できません。
1レースに資金の何%まで賭けていいですか?
狙う配当によって変わります。上の早見表のとおり、3倍狙いなら16%まで、5倍で10%、7倍で6%、10倍で4.5%、20倍なら2%まで(いずれも10%の頻度で起こる下振れに耐える配分)。より安全に1%の悪夢まで耐えるなら、それぞれ8% / 4% / 3% / 2% / 1%です。
10連敗、20連敗は本当に起こるのですか?
起こります。的中率10%なら、約11〜12連敗は30%の確率(3回に1回)で発生します。さらに10%の頻度で約22連敗、1%の頻度で約44連敗まで想定する必要があります。回収率が120%だろうが160%だろうが、この連敗は必ずやってきます。
まず何から始めればいいですか?
自分の予想の正確な的中率を把握することです。的中率を知らずして、正しい資金配分は組めません。連敗リスクを想定した配分ができなければ、どんなに優秀な予想も運任せになります。
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