横けんです。
ご存じの方も多いと思いますが、私は毎週およそ150万円の勝負馬券を購入しています。
YouTubeで私の勝負動画を見た方から、よくこんなコメントを頂きます。
「淡々としすぎていて、面白みがない」
「もっと感情的になった方がエンタメとして面白いのに」
おっしゃる通りです(笑)。
普通の人が見れば、手足が震え、悲鳴を上げるような金額かもしれません。
しかし、私がここまで冷静でいられるのには、明確な理由があります。
今日は、私が20年以上の修羅場をくぐり抜けて辿り着いた「大金を賭けても判断を狂わせないメンタル術」について、少しディープな話をします。
1. 「恐怖」を消すな、「判断」から切り離せ
まず、大前提として言っておきたいことがあります。
「大金勝負で一番大事なのは、恐怖心を消すことではない」ということです。
人間である以上、100万円単位のお金が動く時に「怖い」と思うのは当たり前です。
プロとアマチュアの違いは、その恐怖を感じた後、「恐怖に判断を委ねるかどうか」の一点に尽きます。
❌ 負ける人の思考(恐怖による歪み)
「20万円負けているから、取り返すためにガチガチの1倍台に30万賭けよう」
これは予想ではありません。「もうこれ以上負けたくない」という恐怖心による逃げです。
自分の都合に合わせて競馬が動いてくれることなど、万に一つもありません。
トータルで勝つ人間は、「怖いから安牌に行く」もしなければ、「負けているから穴を狙う」もしません。
ただ淡々と、「来ると思う馬が、オッズに見合っているか」だけを見ています。
2. 80万円負けからの「エーティーマクフィ(単勝11.7倍)」
記憶に新しい、2025年のジャパンカップ週の話をしましょう。
この週、私はメインのジャパンカップを外し、最終レースの時点で総額80万円以上のマイナスを背負っていました。
もし最終レースも外せば、負け額は90万円を超えます。
私に乗ってくれている人を、大負けさせたまま週を終えることになる――。
正直に言えば、胃がねじ切れるようなプレッシャーがありました。
京阪杯(G3)。私の本命は、単勝11.7倍の穴馬「エーティーマクフィ」でした。
この時、脳内で悪魔が囁きます。
「1番人気に厚く張って、確実に半分でも取り返した方がいいんじゃないか?」
これが「恐怖による判断の歪み」です。
しかし、私はその震える手で、予定通りエーティーマクフィの単勝を買い切りました。
理由はシンプルです。「恐怖心を除外すれば、この馬が勝つ確率は高い」と分析できていたからです。
結果は1着。
恐怖に打ち勝ち、本来の予想を貫いた者だけが、この11.7倍という配当を手にできました。
3. メンタルの原点は「探偵時代の修羅場」
なぜ私が、ここまで「恐怖」と距離を置けるのか。
それは、私が20歳そこそこの頃に経験した「探偵時代」の経験が生きているのかもしれません。
当時、私が勤めていた探偵社の仕事は、90%が「浮気調査」でした。
現場に踏み込む時、若造だった私のポジションは決まっていました。
「対象者が一番逃げてきそうな、裏口や窓の下」です。
現場は修羅場です。怒号が飛び交い、人生が終わる瞬間の人間が、必死の形相で逃げてくる。
もし私がビビって逃がしてしまえば、依頼人の人生も、会社の信用もすべて終わる。
その「絶対に失敗できないプレッシャー」を、20代の頃から毎日のように浴びていました。
それに比べれば、馬券が外れることなど命までは取られません。
その後、今の会社を作るまでに5つの会社を経営してきましたが、新規事業の立ち上げも同じです。
「失敗したら終わり」という恐怖の中で、いかに冷静にアクセルを踏めるか。
経営者としてのその経験が、今の「150万円勝負」を支えています。
4. 最後に
もしあなたが、馬券を買う時に「手が震える」なら、それは悪いことではありません。
重要なのは、その震えを止めることではなく、「震えながらでも、正しいボタンを押せるか」です。
「怖いから買わない」のではなく、「怖くても、来ると思うなら買う」。
これを徹底できた時、あなたはギャンブル(運任せ)の領域を抜け出し、投資(ビジネス)の領域に足を踏み入れることができます。
今週も私は、淡々と、しかし内なる闘志を燃やして、150万円を張り続けます。
横けん@毎週150万円馬券勝負男



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